FC2ブログ
JRだけのせい?
JR福知山線の脱線事故から2年。
当時国外に住んでいた私は、日系のテレビニュースで事故を知った。
脱線した電車が建物にめり込んでいる様子は、それだけで惨事の大きさを物語っていた。

最近はまたJR西日本の対応批判などを新聞で見かけるようになった。でもその度に、私は考えてしまうことがある。

確かにJR西日本に問題がなかった訳ではない。でも、私が強調したいのは、そのようなJRの体制が出来上がったのは、JRだけのせいなのだろうか、ということだ。

特に事故当時外国に住んでいたこともあって、「わずか数分の遅れが許されない」という日本の環境になんだかとても悲しいものを感じた。

また、なんとゆとりのない人々の多いことだろうとも思った。

電車が遅れると、遅延証明(だったかしら?)をもらうために改札にできる列。はたまた列車が予定通りに来ない事で苛立ち駅員にイライラをぶつける乗客のおっさん。

電車なんて人間が動かしてるんだから、遅れることもあれば故障することだって当然ある。

電車は定刻通りに運行してあたりまえ、という乗客側のプレッシャーが少なからずこの脱線事故に寄与してはいなかっただろうか?

2年前のこの脱線事故は、JRに教訓を与えただけでなく、同時に乗客にも何かを教えてくれたと思う。

この事故以来、関西圏のJRは定刻より遅れがちに運転されている。以前であれば「10分遅れたのに金とんのか!?」と駅員につかみかかっていたおっさんも、今は見る回数が減った。

乗客の心にゆとりが増えたかどうかは疑問だが、定刻運行も命には代えられないということを学んだのは確かだと思う。

私が住んでいた異国の街を走る電車は、まず時刻表はないし、運行間隔なんて概念もなさそうだった。20分待つこともあれば、3~4台連続してくることもあった。そんな時「日本の電車技術を見習ってほしいもんだね」と思ったものだが、駅員・乗員に文句を言う人なんてまわりにいなかった。

あの頃は仕事に遅刻しても「電車が来なくってさ」で通ったもんな。なんという心の広さ(?)だろうか。

スポンサーサイト



テーマ:社会ニュース
ジャンル:ニュース
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可